マウスピースはなぜ必要?

マウスピースとは単に衝撃から歯を守るものではなく、噛むことが関係することから、身体能力にも
影響するため、物によっては競技における成績を大きく左右することがあります。

また通常は、お湯で軟化させて自分で製作をするマウスピースを使用することが多いようですが、
どうしても口腔内で精密に歯に適合させることが難しいことから、つけていても歯牙欠損することが
多いとの報告を聞いております。

歯は一度折ってしまうと二度と生えてはきません。 また激しい衝突による脳へのダメージは脳震盪を
引き起こし、ひどい場合は記憶力や計算能力を著しく減退させることもあり、ある歯科医師によれば
歯を一本喪失したとき、総リハビリ費用は、なんと マウスピース 製作費用の10倍にもなるといいます。

これからの人生は現在の競技生活よりも遥かに長いものなので、正しい マウスピース の着用で口腔
外傷を大きく減少できるため、医学的根拠に基づいたマウスピースを装着して頂きたいと思います。

 

 

〇歯を守るの当たり前、歯槽骨(上顎骨)も保護しよう!

歯槽骨(上顎骨)とは言わば歯が埋まっている土台です。

スポーツ外傷において前方からの直達外力によって歯の損傷も
確かに多いですが、歯槽骨(上顎骨)損傷も少なくありません。

マウスガードは歯だけを守るものではなく、口全体を守るもの
であり、マウスピース屋では製作するマウスピースに対して
歯槽骨の保護を特に重要視しており、設計に反映しております。

〇マウスピースに求めるものとは!

●抜群の適合性能
市販のマウスピースを使っていた方が、こちらで製作をしたマウスピースを使用して、まず驚くのが密着するような適合性です。

歯型にあわせて隙間なく作ることにより、競技中に外れてくるストレスから開放されます。

また吸い付くような適合性ゆえにボコボコに殴られても マウスピース が飛ばされることもありません。

今までに多くの選手が市販の マウスピース にはない装着感を実感しております。

※「ボコボコに殴られてKOされてもマウスピースは外れることはなかった・・・」という報告が1例ありました。

●異物感を激減させる
市販のマウスピースの異物感。それは使ったことがある方なら誰でも知っています。特にお子様は激しく拒否反応を示します。

マウスピース屋では、衝撃や外力に耐えうる範囲内でマウスピースの外形を小さく抑え個人のBESTな形態に仕上げています。

●呼吸をしやすくする
どのスポーツにおいても呼吸を阻害されるほど苦痛はありません。

マウスピースはスポーツにおけるパフォーマンスをあげるものであり、装着して能力が低下するものであってはなりません。

設計において常に考慮することの1つです。

●会話ができるようにする
つけていることを忘れる瞬間、それは会話をしている時に感じるかもしれません。

発音によってはしにくい語句はあるものの市販のマウスピースではできなかったスムーズな会話をすることが可能になります。

●歯牙への衝撃緩和
歯へダメージを緩和させる。これは絶対条件です。

一般的に マウスピース を購入される方は スポーツ で歯を折ったり外傷を防ぐことを目的として購入されていることと思います。

しかしどこをどのように衝撃から保護するのだと考えたことはありますでしょうか?

歯牙を保護するのはもちろんです、それプラス、 マウスピース によって歯槽骨も守らなくてはいけません。

歯槽骨とは歯の根を支えている言ってみれば歯の埋まっている土台です。打撃によって歯牙が破折すればまだいいほうです。

最悪なのは歯槽骨の骨折や歯が歯槽骨を深く突き破る怪我です。

衝撃を受けるスポーツだとはいえ、こんな怪我をしてしまったのでは長期間の入院や高額の治療費によって後悔しかねません。

そのためにも絶対に歯牙を死守し防げることは未然に防がなければなりません。

オーダーメイドの マウスピース は個人の歯型をもとに製作するため歯槽骨の部位までしっかりカバーしてくれます。

マウスピース によって歯と歯槽骨を一体とすることでより衝撃を分散することが期待されます。

上顎には歯が14本~16本あります。1本、1本には強度がなくても、それを1つにつなげれば強度も強くなります。

適合性能が良いと歯列を1つにつなげることができますが、合っていないマウスピースですと、それを期待するのは難しいです

集中力を向上させる
「マウスピースをつけると集中力がなくなる・・・」と思っているのであれば、オーダーメイドのマウスピースを一度使ってみてください。

グッと噛むことができて、噛み合わせが安定すれば、集中力も向上するはずです。

●口腔内の外傷を防止する
マウスピースをしていれば起きなかったというケガの1つに、口腔内を歯でカットしてしまうようなケガがあります。

誰でもしようと思ってするケガはないですが、格闘技などではなくても不意に相手選手の頭や肘が顔に当たってしまったりと
不意の事故もよくある話ですが、そんな損傷のリスクを軽減させることができます。

今までそれほど多くなかった、バスケットボール、サッカー、柔道などの選手からも依頼が多くなってきています。

●頭部への衝撃を緩和する(脳震盪の防止)
ラグビーやアメリカンフットボールの選手は実感されている方が多いようです。

スポーツにおける脳へのダメージは、軽いものでは若いときはあまり感じることがなくても、それを繰り返し行うことによって、
年をとると何らかの影響が出ることもあると聞いています。

よってあなたにあった最適な設計、最適な噛み合わせで使用できるマウスピースを使用されることをお薦めいたします。

●歯の磨り減りを防止する
マウスピースは筋力トレーニングによる歯牙の磨り減りを防ぐことにも使えます。

筋力トレーニングは噛込みにより歯牙や歯周組織にとても大きな負荷をかけることになります。

その結果、年をとってから歯がボロボロになったり異常な磨り減りにより何らかの支障がでることが考えられます。

しかしスポーツ選手にとって「歯は命」 マウスピース は磨り減って交換できても歯牙は交換することができません。

今は筋トレの時も マウスピース をお使いになるお客様がとても増えてきています。

市販の マウスピース は口の中でごわつき、長時間使用すると気持ち悪くなってきますが、オーダーメイドはつけながら
会話ができるほど異物感がとても少ないのです。

●筋力・瞬発力を向上させる
歯のかみ合わせと力の出し方はとても大きな関係があります。

上下の歯牙の間に弾力のある マウスピース を介在させることにより安全に噛み込むことができるため口腔組織に
大きな負担をかけることなく、運動遂行に関与する筋の筋活動量が増大するため、筋肉の活動量が増えるので
効率いい運動ができ、全体的な筋力がアップしていきます。 ゆえに競技力の向上も期待できるというわけです。

オーダーメイドの マウスピース 咬合面(噛む面)に歯の圧痕を付与することにより、どの位置からでも自分に合った
位置で噛みこむことができるため口を閉じたときの、あの嫌な歯型が合わないストレスを大きく解消することができます。

●バランス感覚を向上させる
スポーツにおいて「バランス」は非常に重要です。

バランスと言っても様々なものに対しての意味合いがありますが、体のバランスを最善にさせるには、頭部から始まり
体幹の基軸となる頸部・胸部・腰部の位置関係を正常にさせなければなりません。

左右不均衡な噛み合わせや、一点が先に当たってしまうような不良な噛みあわせによって、知らないうちにバランス
感覚を低下させていることも少なくありません。

噛み合わせが不良な方が、最適な噛み合わせを付与したマウスピースでフォームなどが安定したという報告も今まで
多数にわたり寄せられています。

●競技相手を保護する
接触した際に、自分の歯が相手選手の顔や頭などを傷つけるのは、格闘技だけではなく、バスケットボールやサッカー
など様々なスポーツで見られます。

その場合、こちら側も歯の打撲や歯の破折を伴う、大きな事故へとつながります。

自分のためにも、相手選手のためにも、楽しくスポーツを楽しむためには、最適なマウスピースが必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下メモ

マウスピースの効果効能とは

なぜスポーツ選手がマウスピースをつけるのか?大きく分けて3つに要約される

① 顎顔面口腔領域におけるスポーツ外傷の予防

② 脳震盪の発症を減少させる

③ 噛み合わせの補正をする(運動能力の向上)

ここ近年、野球やゴルフなど危険ではないスポーツでの使用が多いのは何を目的としているのか?

やはり”噛み合わせの補正をする(運動能力の向上)”に期待を寄せていると考えられます。
※しかし、メカニズムなどにおいては不明な点もある

では、”マウスピースによる 運動能力の向上”とはどんな能力の向上なのか。もっと具体的に考えてみる!

 

マウスピースによる運動能力の向上

平衡感覚の向上
高齢の無歯顎者と成年の有歯顎者とで比較すると、咬合支持の存在は、体平衡の調節機能に影響を及ぼし、咬合が安定している場合には、重心動揺が減少することが明らかになっています。
また、マウスピースなどにより咬合を挙上した場合にも、重心動揺が減少する傾向がある。
※ただし個人差があり、挙上量、位置により逆に動揺が増す場合もある

頭位の固定
アーチェリーやライフル競技において、マウスピースなどを用いて咬合を挙上した結果においては、咬合接触が安定していると、頭位も安定し、身体の振れが軽減して標的が狙いやすくなると考えられています。
(①平衡感覚の向上の一部として考えることもできる)

静的な筋力の向上
マウスガードと筋力向上の関係については、マウスガード装着それ自体よりも、マウスガードを装着することにより、その厚みの分だけ上下の歯が噛み合わせやすくなる。
つまり「噛み合わせ」が大きく関与していると思われます。
まだ十分な科学的な裏付けは、なされてはいませんが、パワーリフティングの選手や、アームレスリングなどでも食いしばるときに、マウスピースを介在させることにより噛みやすく(力が入りやすく)なり、確実に筋力の向上があったとの報告も、多数寄せられています。

当店のマウスピース

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